福としての服、服としての福
昨日は、イッセイミヤケのデザイナー宮前義之さんの話をインタビュアーとして伺わせてもらった。六本木のアカデミーヒルズにて。(→HP) 小中学生の時、ファッション通信で見たときのイッセイミヤケのショーは圧巻だったので強く印象に残っている。 ...
自然のかたち
メロンの皮は、毛細血管のようで、脳の神経回路のようだ。 互いがつながりたいという、自然の全体性が持つ根源的な欲求の表現として。 水の波紋は、なぜこうも美しいのだろう。 意識にも、波紋が揺り起こされるからか。 自然の作る「かたち」は、なぜこうまでも美しいのかと、思う。...
死を想う
人は生きている限り死から逃れることはできないし、それはやがて順番に訪れるもの。 自分の番がいつくるかは誰にもわからないし、誰が先か後かもわからない。 ただ、それは何かのつながりや関係性や全体性の中で起きている。 生まれて生きていることを与えられた以上、死は忘れていても誰に...
視点はそうして交叉する
自分は、2011.3.11の後、福島に医療ボランティアで何度も足を運んだ。 医療には即効的な力があり、だからこそ急性期には必要とされた。 ただ、だからこそ、やればやるほど、医療の限界も強く感じた。 できることが分かることは、できないことが分かることでもある。 ...
『第1回 武田宗典之会』@銀座SIX・観世能楽堂
銀座SIX内・地下3階の観世能楽堂に、『第1回 武田宗典之会』を見に行ってきた。とても充実した時間を過ごした。 最初の舞囃子「高砂」では、宗典さんの気迫が満ちていて、気迫が観客席まではみ出していた。 一挙一動に、この日を迎えるまでの張りつめられた緊張と、その緊張を一気に開...
ジャコメッティ展@国立新美術館
国立新美術館開館10周年のジャコメッティ展。 まー、素晴らしかった。 ジャコメッティは彫刻家の側面しか知らなかったが、人物のデッサンが鳥肌が立つほど素晴らしかった。 ジャコメッティは、キュビズムやシュールレアリスムなど様々なスタイルを試していたが、父の死をきっかけとして「...
毛もの
赤ちゃんを見ていて、人間は「獣(けもの)=毛もの」として始まるのだな、と改めて思った。改めて驚いた。 敢えて「毛もの」として出てくるのは、産道(参道)を通りやすくするためか。母への愛ゆえか。 言葉は面白い。 獣(けもの)は、毛もの。 動物は、動くもの。 ...
誰もが通った道
首がすわる、という状態の不思議さについて。 赤ちゃんと共にいると、色々と感じることが多い。 自分の発達過程を鏡で見ているようだ。自分の過去が目の前に展開される不思議さ。PCに向かう時間も少なくなる。 まず、首がすわる、という現象。 ...
横尾忠則 HANGA JUNGLE
天才中の天才。横尾忠則さん。 大規模な版画展。 出産などがあり、最近は展覧会も行けなかったが、横尾さんの展示はなんとしてでも行きたかった。 ギリギリ間にあって行けて本当によかった。真の天才に圧倒された。 こうした大天才と同時代に生きていること自体が、誇らしい!...
メビウスの輪のように
自分の長男は、月の引力から強い影響を受けて、この世界への好奇心が強かったせいなのか、予定日より1ヶ月早く生まれてきた。 長男が生まれた日は6月10日で、それは母方の祖父の誕生日と同じだった。 奄美大島生まれの亡き祖父からは、つい3週間前に戦後のシベリアでの手記を受け取ったば...