映画「天気の子」(監督:新海誠)
新海誠監督の映画「天気の子」を見た。 感動して、泣いたなぁ。 自分は、村上春樹さんの「ねじまき鳥クロニクル」を読みこみすぎて、自分の現実に物語世界が侵入してきているほどだが(現実の光景とねじまき鳥の光景とがよくデジャブとして重なる)、「天気の子」と「ねじまき鳥」とは、井戸...
ONJQ Live@新宿PITINN
8月14日、新宿PITINNにて大友良英さんのONJQ(Otomo Yoshihide's New Jazz Quintet)Liveに行った。 2日目は、カヒミカリィさんがゲストで登場され、さらにサプライズ飛び入りで熊谷和徳さんのタップダンスもあり、衝撃的なLiveとなっ...
芸術の力
似顔絵セラピーの村岡ケンイチさんのご活動、素晴らしいなぁ。 似顔絵を介して、人生を肯定する。 本当にその通りだ。 ●描かれた人が涙する”似顔絵セラピー”とは(2019/8/2)(日テレNEWS24から) 自分も元気がないお年寄りの方から聞き出すのは、その人の歴史だ。歴史...
生命の本能は「楽しくやろう」
電車のホームにて。 藤田一照さんの「ブッダが教える愉快な生き方」(NHK出版 学びのきほん)というタイトルから思い出したこと。 あるとき、電車が遅延して、どの大人たちもイライラしていた。 イライラとする人、スマホに熱中する人。いろんな人がいて、自分はふだんできない読書がで...
NHK出版 学びのきほん 「役に立つ古典」(安田登)、「ブッダが教える愉快な生き方」(藤田一照)
NHK出版 学びのきほんの安田登先生「役に立つ古典」面白いなぁ! 古事記、論語、奥の細道、中庸、の古典での、安田先生ならではの読みが楽しめる。値段も670円でリーズナブル。 ちょうど今、響いたのは、孔子の『論語』での話。...
夢野久作『少女地獄』(1936年)
夢野久作の短編小説集『少女地獄』を読んだが衝撃だった。 タイトルもインパクトが強くて気になっていたので読んだ。 小説では少女たちが落ちてしまった苦しみと混沌の世界が書かれている。 ただ、その悲劇は同時に、時代の被害者としての少女像でもあった。 ...
シュタイナーやゲーテ
シュタイナーは、「神秘学を学ぶ意味は、死者との結びつきを持つためだ」と言った。 シュタイナー『シュタイナーの死者の書 (ちくま学芸文庫)』によると、 なぜシュタイナーが死後の生活を詳しく述べるかというと、我々が死者の存在を確信できるようにするため。...
クラウゼヴィッツ『戦争論』
クラウゼヴィッツの『戦争論』を読んでみた。 西洋医学が健康を知るために遠回りのようにして病気を学ぶのだとすると、平和を知るためには遠回りでも戦争の本質を知らないといけないのではないかと、ふと思ったから。 こどものときから、なぜ戦争が起きているのか、なぜ地球は平和ではないのか...
「ありのままのうつくしさ / 生命の記憶」川合優さん(木工家)、後藤しおりさん(料理家)
先週末、Center for COSMIC WONDERでの朝食会 :「ありのままのうつくしさ / 生命の記憶」川合優さん(木工家)、後藤しおりさん(料理家)との対話は面白かったなぁ。(→HP) 後藤しおりさんのお料理も、素材の根っこがダイレクトに分かる美しい光を放つものば...
鉄拳 素朴にして偉大な才能
鉄拳は、思春期のこととか、生や死のこと、本当に深く理解していて、そして大切にしている人だなぁ、と感動した。 鉄拳の作品は、涙なくして見れないものばかり。 「約束」を見終わった後、音楽が高木正勝さんだ!ということにも、さらに驚いた。 ●鉄拳 「約束」...