

猪熊さんや富士山との対話
MIMOCAの常設展も素晴らしい。 身近にこうしたものがある丸亀の人は幸福だ。 猪熊さんの対話彫刻。 モノと対話をしながら、身近なもので形をつくる。そこには厳密な均衡の調和がある。 そして、形をあたえられたモノ同士が、空間の中で対話をしている。対話と彫刻の奥の深さを知る。...


生誕120周年記念猪熊弦一郎回顧展「美しいとは何か」(4/2-7/3)@MIMOCA
いまは亡き天才画家、猪熊弦一郎氏のお導きにより、丸亀へと日帰りでした。 MIMOCA(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館)へ。香川はポカポカで驚きました。 猪熊さんが美術館としても高次のものを目指していたのだから、わたしも同じ次元を目指したいと改めて。院長になった後の最初の仕事が猪...


4/20(Wed)(19:00-21:00)(Online):稲葉俊郎×森田真生 『「治す」と「治る」を考える』(NOTH)
4月20日(水)19:00-21:30(途中10分程度の休憩を挟みます)。 Onlineにて森田真生さんと『 「治す」と「治る」を考える』の対談あります。 独立研究者であり、著作も多数ある森田真生さんは、もちろん著作も読んでいますし、甲野善紀先生を介してよく話を聞いています...


生命の孵化
家の窓の目の前に、山鳩?が巣をつくり、卵を温めている。 朝も昼も夜も、じっと動かずに卵を温めている。 今日は軽井沢も雪がふり、それでもじっと動かずに卵を温めている。 物事が止まっているように見える時、こうして見えない場所では新しい生命が育まれていて、新しい生命が誕生する準備...


あたらしい役割とあたらしい「おくすりてちょう」
2022年4月1日付けで、軽井沢病院の院長を拝命しました。 今日の広報かるいざわに院長挨拶書きましたので、お読みください。何らかの分野で「世界一」と誇れる病院にしたいと思います。 まだ人生経験が浅い私を抜擢して頂けたことは、新しい発想で時代を創造しながら、医療界の新しい扉を...


何を感じ、何を思うのか
「校庭を5周走ってきなさい!」と言われて1㎞走るのと、自分の健康のために自分の意思で喜びとして1㎞走るのでは、物理的には同じ1kmなのに、体への影響、心への影響、自分が得るものが違うのはなぜだろうか。 このことは小学生のころから疑問に思っていたが、いまだにその問いは完全には...


異次元からの光:横尾忠則「原郷の森」(2022、文藝春秋)
仕事で疲れ果てている時に、不在票に、「差出人様 横尾忠則」、とあり、驚いて受け取ったら、あまりに本が分厚過ぎてポストに入らなかったと分かった。 横尾忠則「原郷の森」文藝春秋。 文学界に連載されていた。 東京都現代美術館で大きな個展をしながら、こんなにも圧倒的な文章まで書いて...


井上ひさし「この人から受け継ぐもの」(岩波書店、2010年)
井上ひさしさんの「この人から受け継ぐもの」(岩波書店、2010年)を再読。 井上ひさしさんが生前に、サインを頼まれた時によく書く言葉が、 『むずかしいことをやさしく、 やさしいことふかく、 ふかいことをゆかいに、 ゆかいなことをまじめに書くこと』 だった。...


3.11 善意を持って祈る力
3月11日を迎える度に思い出す。 2011年のときに感じた体の感覚。 不安やおそれ、絶望や孤独、世界の終わりや破滅・・・いろんなことが頭をよぎった。 そして、頭以上に、体や心が記憶しているかのように、ブルブルッと震えたりして、記憶しているようだ。...


いのちの原理から学び続けること
稲葉俊郎「からだとこころの健康学」(NHK出版:2019)を、鷗友学園女子中学校の国語の入試(2021年度)に採用頂き、ありがとうございます。そして、問題と解答もHP上で公開されています。 (https://www.ohyu.jp/admissions/informatio...