

誰もが通った第一歩へと
我が子が軽井沢風越学園に通い始めた。 これまで3年間、生き抜いてこれただけで天晴れだ。(今年で4歳になる) 古来から「3歳までは神のうち」という言葉があるのは、弱い子どもが3歳になる前に死んでしまうことが多かった時代の哀しみの表現でもあると思う。死の領域に接近している子ども...


鉄門だより(2021年4月号(第785号))稲葉俊郎(2004卒)「軽井沢から新しい風を」
鉄門だより、という、東大医学部の現役の学生さんが取材して文章・校正・編集を行い、東大医学部OBに配る、かなりマニアック、かつ伝統と歴史ある新聞があります(ちなみに、東大医学部のOB会を「鉄門」と呼びます。)。 鉄門だよりは、だいたい医学部教授の華やかな研究遍歴などが紹介され...


吉川竜実「いちばん大事な生き方は、伊勢神宮が教えてくれる」サンマーク出版 (2020/11)
仏教の次は神道のお話し。 自分は本当に人や周囲に恵まれている、というのが実感で、友人はもちろん両親や妻もそうです。 つねに学びと気づきを与えてくれる存在の一人に、吉川竜実さんもおられます。 吉川竜実さんは、伊勢神宮の神宮禰宜でありながら、博士号(文学)も持つ学者・研究者でも...


4/27(火曜):稲葉俊郎x井上広法(宇都宮光琳寺住職、寺子屋ブッダ理事)対談(ヘルシーテンプル@オンライン1周年記念イベント)
4/27(火曜)の20:00-21:00で、稲葉俊郎x井上広法(宇都宮光琳寺住職、一社寺子屋ブッダ理事)対談 があります。 こちら、ヘルシーテンプル@オンライン1周年記念イベントになります。 実際には3日連続イベントのトップバッターが私で、...


東田直樹『ありがとうは僕の耳にこだまする』
映画公開もきっかけに、東田直樹さんの『ありがとうは僕の耳にこだまする』角川学芸出版 (2014/11/20)を再読しました。 『ありがとうは僕の耳にこだまする』では、東田さんの詩がつづられています。 詩のスタイルは、東田さんの本質がより強く出ていると感じました。...


映画「僕が跳びはねる理由」 公開中!
2か月近く前に書いたことの再掲ですが、再度映画のアナウンスを。 →●January 23, 2021:映画「僕が跳びはねる理由」(原作:東田直樹、監督:ジェリー・ロスウェル ) 海外で制作された東田直樹さん原作の映画「僕が跳びはねる理由」ですが、4/2金曜から日本上映がはじ...


石井 遼介「心理的安全性の作り方」日本能率協会マネジメントセンター (2020)
石井遼介さんの「心理的安全性の作り方」日本能率協会マネジメントセンター (2020)は勉強になる本だった。 ・・・・・・ 自著の「いのちは のちの いのちへ」アノニマ・スタジオ (2020)の中でも、新しい医療の場、というものを色々な角度から書いていますが、ポイントは、自然...


「ソトコト」連載5回目「いのちは ざわめく」、をちこちWeb冊子(国際交流基金)
4月5日発売の雑誌「ソトコト」(2021年5月号)。 連載5回目「いのちは ざわめく」(写真・絵・テキスト:稲葉俊郎)です。 自分の絵もけっこうシュールですが、地球や死者がテーマの内容です。 言葉だけで伝えきれないものをイメージ言語でも伝えたく、絵と写真と文章の3層構造でバ...


若松英輔「100分de災害を考える」NHK出版 (2021/2/22)
若松英輔さんの「100分de災害を考える」NHK出版 (2021/2/22)を読む。 NHKの番組100分de名著から。 寺田寅彦『天災と日本人』、柳田国男『先祖の話』、セネカ『生の短さについて』、池田晶子『14歳からの哲学』の4冊を選び、自然・死者・時間・自分との「つなが...


白糸の滝、音と小鳥
軽井沢の名所とされる「白糸の滝」。 引っ越し1年目にして初めて行った。 人出が多くなる前に、どんな場所なのか見とかないとなぁ、と。 あと、高知大学の医学生さんが、自分の赤い本(「いのちを呼びさますもの」)を読んで、遠路はるばる軽井沢まで会いに来てくれた!(何時間かかるんだろ...