

一輪の野花
自分が花を見つけては近寄って観察しているので(名前とか知らず、ただ観察するだけが楽しいのです)、子どもも花を見つけておしえてくれるようになった。 ほら、ここ、はな!と。 そうすると足で踏みつけそうなところにも果敢に咲いている花を次々に発見する。...


小諸と享保雛と小諸高原美術館と
軽井沢の隣の隣の小諸に立ち寄った時、江戸時代のひな人形(享保雛)が飾ってあった。素晴らしい。 この時代の日本人の芸術心は、こういう方向へ向かっていたのだなぁ。自我を主張するアートではなく、自我を消滅させていくアート、というか。...


『広報かるいざわ』2021年3月号 連載6回目『ことばの力』
毎月はじめ、軽井沢町に配布される『広報かるいざわ』の原稿です。 3月1日です。軽井沢に来てもう少しで1年かぁ、と思います。 今月の広報かるいざわの表紙は「地球」。壮大で、いいです。2021年からは、地球のことを真剣に考える時代に突入です。...


【今こそ永遠(2回目)】2021年2月28日(日曜日)(10:30~10:55)軽井沢FM
第2回【今こそ永遠】は2021年2月28日(日曜日)の10:30~10:55です。(最終日曜の10:30-10:55) 軽井沢FMのHP(https://fm-karuizawa.co.jp/) からクリックしてもらえれば、リアルタイムならば世界中どこでも聞けます!!!...


潜在的な力が開かれることを 待つ
近所の散歩。 木を見る。 幹と枝しかない状態から、力を溜めて溜めて溜めて、一気に芽吹いてくる。 こうした形態からそうした未来をイメージして、あらゆるものに秘められた潜在的な力を信じることは、病んだ人間や社会が、生命の力で立ち上がってくることと似ている気がする。小さくとも、根...


イエローサブマリンのウクレレ
すこし前に、3歳の子どもがビートルズにはまっていることを書きました。 ギターをかき鳴らしているのですが、100円ショップのギターなので、悪いなぁ、と思いつつ。 →●Feburary 10, 2020:ビートルズの音楽は世代を超えて 100円ギターからさらに進化しました。...


「!」・「?」
木の断面を見ているだけでも、そこに多様性と個性とがせめぎあっていて、面白い。 氷が割れた形も、見ているだけで想像が膨らんできて面白い。 物理学者である寺田寅彦も、身の回りの自然現象から複雑系の研究のはじまりのような研究をしていた。ガラスの割れ方やガラス窓に付いた露の流れ方の...


山形ビエンナーレ2020を振り返ってみる
山形ビエンナーレ2020アフタートークを見返しながら、今でもアーカイブ配信されているものを、見直していました。 ほっと落ち着いた今こそ、改めてみてほしい! 最初に自分が出たものだけでも再掲。 その後は、アーカイブ動画を。...


山形ビエンナーレ2020アフタートーク
2020年9月に行われた、山形ビエンナーレ。 芸術監督として、各キュレーターのみなさんと振り返りをしています。 コロナ禍、いろいろな物事が根底から再考を促されている中、創造的な解決があらゆる領域で求められているのではないでしょうか。医療分野ももちろんです。...


出会いは偶然で必然。
すべての出会いは偶然で、同時に必然。 なぜなら、出会いは、道と道との交差。 なぜここでふたつの道が一点に交差したのだろうかと、出会いはまるで偶然のように感じる。 ただ、道と道とが交差した場所から、後ろを振り返り、それぞれの道を見てみる。...