
2021年の「共生論」(WIRED INSIGHTS FOR 2021)
wiredからの依頼あり、2021年の共生論に関して原稿を書きました。 井戸掘り、壁抜け、という『ねじまき鳥クロニクル』の世界は、青本の『いのちは のちの いのちへ』(アノニマ・スタジオ、2020年)でもテーマにしていた主題です。 感染拡大続いている今、ぜひお読み下さいー。...


誕生体験の内省日
今日は自分の誕生日です。42回目です。無事此処まで生きてこれました。 朝PCを空けて、みなさまから個人メッセージを多数頂き感動しております。 おめでとうと言われる前に、ありがとうと自分から言おうと思い、書きます。 自分は、誕生日は「人に祝ってもらう日」というよりも、「自分が...


自分の体を知る自己治療
病院では日々、0.1um(0.00000001m)の極小の世界に生きるウイルスに対して、想像力を持ちながら対峙しています。昨日も昼ごはん食べる暇もなく、フル稼働でした。 わたしたちの自由に働く心が阻害されないよう、そんなときでも何か文章を紡ぐことが、自分に対しての自己治療の...


春春春春と春夏秋冬
寒い冬。 植物は消えてなくなったように見えても、自然のすさまじいエネルギーで必ず芽吹いてくる。それは人類誕生以前から脈々と続く営み。 古代の人は、人間の死の現象をまったく違う視点でとらえていただろう。植物が死を迎えたように見えても毎年毎年、必ず同じような形態で再生してくるよ...


10年前と2021年と10年後
2021年、明けましておめでとうございます。 2011年(平成23年)3月11日の東日本大震災。 東北へ医療ボランティアに入り、色々なことを感じ10年計画で動いてきました。 そして、この2021年こそがあの時感じていた10年後の地点か、と改めて思っています。...


12/28月曜 熊本日日新聞「対話により命喜ぶ場を創造」
今日12/28月曜の熊本日日新聞です。 先の見えない時代だからこそ、底を掘り、前を向いて歩みたい、という祈りを込めて。「Y字路」という言葉は、もちろん敬愛する横尾忠則さんのイメージから。 自分の写真も使っていただきました。 稲葉俊郎 対話により命喜ぶ場を創造...


12/27(日)読売新聞『読書委員が選ぶ2020年』:「いのちは のちの いのちへ」
本日12/27日曜の読売新聞。 『読書委員が選ぶ2020年』の3冊として、「いのちは のちの いのちへ」を選んでいただいています!感動! 選者は木琴奏者の通崎睦美さん。通崎さんは木琴やマリンバの演奏も天下一品ですが、作家としての文章も素晴らしく一流で(通崎睦美『木琴デイズ...


野口晴哉「健康生活の原理」(全生社、1976年)
野口晴哉先生の「健康生活の原理 -活元運動のすすめ-」全生社(1976/6/25)を読みました。 (この本はAmazonでは買えません。(なぜだろうか?) 全生社のHPなどから買えます。) 非西洋医学の歴史の中で、体の本質を極限まで探求した偉人の一人として、野口晴哉先生の著...


甲野善紀「表の体育 裏の体育―日本の近代化と古の伝承の間に生まれた身体観・鍛練法」(壮神社、1986年)
甲野善紀さんの「表の体育 裏の体育―日本の近代化と古の伝承の間に生まれた身体観・鍛練法」を再読。 壮神社から1986年に出た甲野先生のデビュー作で、後にPHP文庫(2004年)で再版されています。 自分は「表の体育・裏の体育」(壮神社)に出会ったのは中学時代のころ。熊本の上...


甲野善紀、小池弘人「武術と医術 人を活かすメソッド」( 集英社新書、2013)
武術研究者の甲野善紀先生、統合医療の医師、小池弘人先生の対談本「武術と医術 人を活かすメソッド」 (集英社新書) (2013) を再読。 とても興味深く刺激的。面白かったです。 ******************* <内容(「BOOK」データベースより)>...