「殺すな」(岡本太郎、1967年ワシントンポスト)
ベトナム戦争のとき、日本のベ平連が「ワシントンポスト」紙に出した、「殺すな」の文字を書いたのは岡本太郎。1967年ワシントンポスト紙。
成熟した国かどうかのひとつの基準は、「人を殺してはいけない」ということが理屈なく当たり前に通るかどうか、にあると思う。それは国だけではなく個人でも同じだ。
大人と子どもの違いは何ですか、と聞かれた時には、
「善悪を自分で判断できる」「力ではなく言葉で問題を解決できる」と、答えている。
それは個人だけではなく国という単位でも同じだ。
WAR IS OVER!
IF YOU WANT IT
John Lennon & Yoko Ono
戦争はおわる。
(あなたがそれを望みさえすれば)
<参考>→●December 30, 2021
けっきょく、システムを動かしているのは、背後にいる人間でしかない。
それはAIでも同じ。その背後に、人間がいることは変わりない。
そして、システムを動かしているのは一人だけでもない。背後に大勢の人がいるのだが、誰か一人を盾にして隠れているだけではないだろうか。
情報化やAI化での時代の問題は、そうして当事者の人間が背後に隠れていくことにこそあると思う。
人間が前に出て来ることで、対話が生まれる。
力ではなく、言葉で問題を解決できるのが、人間であることの特権だ。
Comments