いおワールドかごしま水族館
久しぶりに熊本に帰った時の話の続き。
熊本からすこし足を延ばして鹿児島へ。
前は、熊本と鹿児島は遠かったけど、新幹線が伸びてすごく近くなりました。1時間で。
鹿児島では【いおワールドかごしま水族館】へ。
海底に来たみたいで、めくるめく世界でした。
深海生物って、なんでこんなに内臓っぽいんだろう。世界は入れ子状なんだろうなぁ。
きっと水中生物は、内臓を見たら海の中のようだと思うのだろう。
体を裏返すと海の中になり、海を裏返すと体内になる。
くらげを見ていて、村上春樹さんの「ねじまき鳥クロニクル」を思い出しながら見ている人も、自分以外にチラホラいるだろうなぁ、とも。
「ねじまき鳥クロニクル」が好きすぎて、血肉化しすぎていて、いつもリアル世界と重なりだす。
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「でもね、さっきじっとクラゲを見ているうちに、私はふとこう思ったの。私たちがこうして目にしている光景というのは、世界のほんの一部にすぎないんだってね。
私たちは習慣的にこれが世界だと思っているわけだけど、本当はそうじゃないの。
本当の世界はもっと暗くて深いところにあるし、その大半がクラゲみたいなもので占められているのよ。
私たちはそれを忘れてしまっているだけなのよ。そう思わない?」
村上春樹「ねじまき鳥クロニクル」より
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水族館で、どんな生き物もどんな環境であっても必死で生きていることに直面すると、あらためて自分も日々を必死で生きなきゃな、と思います。
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「自分がいつか死んでしまうんだとわかっているからこそ、人は自分がここにこうして生きていることの意味について真剣に考えないわけにはいかないんじゃないのかな。」
村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』より
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〒892-0814 鹿児島県鹿児島市本港新町3−1
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