映像の世紀バタフライエフェクト 東京 戦後ゼロ年
今回の「映像の世紀バタフライエフェクト」は、これまでのシリーズでダントツに心に残る回だった。
終戦直後の日本。1945年。父が生まれた年でもある。戦時中、朝鮮半島に渡っていた祖父は朝鮮半島での捕虜生活から命がけで脱出していた時期だ。それぞれが必死に生き延びたおかげで、今の自分が存在している。
ほんのひと世代前の同じ日本だとは思えない映像ばかり。初めて見る映像ばかりだった。昭和天皇の映像や宗教者の映像など。そもそも、人間そのものの雰囲気が別人類かのようにまるで変っていることに驚く。
戦争をするということ、戦争に負けて占領されるといことがこんなにも虚しく絶望的なものなのか、と。実際の日本の映像を見ると、祖父母の世代の気持ちに共鳴してしまう。
占領軍(アメリカ軍)が撮影した映像も、占領する側からどう見えるか、という意味で意義のある映像だった。
11/22まで見逃し配信されているので、ぜひ見てほしい。
全世界から戦争をなくしてほしい、と心から思える。時代のリアリティーが迫る素晴らしい映像。
NHKはやっぱりすごい。Youtubeに負けず頑張ってほしいです。
●映像の世紀バタフライエフェクト 東京 戦後ゼロ年
11/14(木) 午後11:50-午前0:34
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