映画『きっと、うまくいく』
映画『きっと、うまくいく』(原題:3 Idiots)のDVDをやっと見た。 本当に素晴らしい映画だった。
緻密に構成されたストーリーと、インド映画の笑いや踊り。現代インドが抱える問題と、日本が抱える問題も似ているのかもしれない。こうして誰の心にも深く伝わる作品で作るのは、本当にすごい。
生や死や愛や人の成長、そして最後には大きな希望と笑いもある。
人が生きる、というのはどういうことか、そうした普遍的なテーマを扱っているから、国境を越えて届くのだろう。
教育というのも大事なテーマ。
教育には、教師だけではなく、育師も大事。 教えるだけでは支配的になるからこそ、育てて育む存在が大事だ。 それこそが真の<教育師>だろう。<教師>という言葉自体が、自分の価値観を押し付ける存在になりがちで・・・。
この社会と何か折り合いがつかない人や、引きこもりの人にもぜひ見てほしい映画だと思った。 誰の真似もせず、比較せず、あなたはあなたの世界を追求して生きて行っていいんだよ!と強く背中を押す映画。
主役アーミル・カーンの演技も熱がこもったすごいものだった。アーミル・カーンとラージクマール・ヒラニ監督の新作「PK」も素晴らしい作品だと聞いているし、こちらも見たい。楽しみだ。
最近はいい映画に多く当たっている。