境界点であり接点として
自分は、絵という一つのスタイルを、内的なイメージ世界と外的なイメージ世界とがぶつかった、海の波打ち際のようなものとして捉えている。
内と外の境界点であり接点として。
内側であり外側である様相(aspect)として。
そこが鍵となり、アクセスできる通路というものがある。
子どもの頃から「自分」という謎の空間に興味を持ちはじめ、あらゆる方面から探求してきた。閉じていて開いている場所。
宇宙や科学や宗教や哲学や自然や民俗学や神秘思想や医学や神学や農学や伝統など、、、あらゆる素材を探求したが、芸術と医療とは素材の宝庫だと思い至り、自分の人生と大きな接点を複数持つテーマだと受取り、今に至る。
学校教育でも、芸術や医療が、生きる営みに重要である、ということをしっかりと教えればいいと思う。
人は誰もが、自分自身を表現する芸術家であり、自分自身を治療する医療者であり、その総体が人生である、ということを。