11/11『どん底、』プレ対談
11月29日木曜(開演18時)に、ゴーリキー『どん底』@渋谷区文化総合センター(さくらホール)の芝居があります(東京ノーヴィ・レパートリーシアター)。
『どん底』はロシア人であるマクシム・ゴーリキー(1868-1936年)の4幕からなる戯曲作品(1902年)。
当時のモスクアの安宿に住む貧困層の「どん底」の生活が描かれる。プロットがなく、主人公もいない。中心を持たない群像劇。
黒澤明が、1957年に映画化もしています。
ゴーリキーは幼くして両親を亡くし、自分で働いて祖母を養った。彼のこうした背景が、世界中の労働者に愛読されることにもなりました。
ただ、そういう悲惨な状況だからこそ
「人間らしく生きるとはどういうことか」
ということを鋭く突き付けてくる作品でもあります。
東京ノーヴィ・レパートリーシアターは、ロシア人の演出家であるアニシモフさんが率いている舞台です。
そのプレ対談として、11月11日(土曜)(15-17時)に演出家アニシモフ氏と作家田口ランディさんの対談があり、司会・ナビゲーター・モデレーター?を稲葉が担当します。司会とは言っても、みんな知り合いなので、自分も喋りたくなったら喋りますが。笑
ランディさんのトークを聞いたことない人は是非聞いてほしいです。ほんとうにあらゆる引き出しがあって、トークも超絶的に面白いです。(もちろん小説も。)
自分と同じく、ランディさんもほぼすべての精神世界(表も裏も)に通じているので、その辺りも見どころとして面白いと思います。
なにせ、テーマが『人間の心の生活』で、『人間らしく生きるとは?』というタイトル。
しかも、これはゴーリキー『どん底』につながる話です。
どんな人でも、突然「どん底」に突き落とされるかわからない。
そんな時でも、人間の尊厳を忘れず生きていくため、何か示唆に富んだ話ができればと思います。
当日は、演劇理論であるスタニスラフスキー・システムのトレーニングの実践のワークショップも取り入れるみたいなので、自分も楽しみです。
●2017/11/11(土曜)(14:30開場15:00開演17:00終了予定) 『どん底、』プレ対談
人間らしく生きるとは?
スタニスラフスキー・システムが導く「人間の心の生活」
日程:2017年11月11日(土)14:30開場 / 5:00開演-17:00終了予定 金額:3500円 ※対談後、懇親会を予定しております。 会場 ワテラス コモン(東京都千代田区神田淡路町2丁目11番地)
(→申し込み)
●11月29日木曜(開場17時、開演18時 20:50終演予定) 東京ノーヴィ・レパートリーシアター ゴーリキー『どん底』@渋谷区文化総合センター大和田4階 さくらホール(東京都渋谷区桜丘町23-21)
(→詳細)