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ISSEY MIYAKE Spring/Summer 2018 Paris

IsseyMiyakeの最新のパリコレより。パリでの発表とほぼ同時に、こうした最先端、最高峰の世界を垣間見れるのは、なんという幸せだろう。

冒頭にて、混沌から秩序が、無から有が、闇から色が、誕生していく様は、神話での国生みを体感しているようだった。 不定形の存在から、遥か長いときを経て、人間が生まれたのだろう。

植物が寒い冬の中でエネルギーをため、春に一斉に息吹出し、光と共に色が万華鏡のように輝いていくような、四季の変化を見ているような気になった。

自然という土地に潜んでいる記憶は、適切な時の到来を待って、あらゆる形態をとって表現しようとしている。自然からは、そうした古代の記憶を引き出すことができる。わたしたちが、夢想して思い出すように。

前回のコレクションは抽象的で幾何学的な世界で、人類が存在しない宇宙空間のようなイメージのコレクションだった。まるで未来を体感しているように。

(前回の記載)

今回は、そうした抽象的な未来か過去の世界から、生命がたちあがってくる瞬間を捉えているかのようなコレクションだ。 素晴らしい!!!

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