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ABC(青山ブックセンター)での出版記念

10月24日水曜での藤田一照さんとのABC(青山ブックセンター)での出版記念トークがありました。

(→ABCのHP

9月20日発売の「ころころするからだ」(春秋社)発売後、初めてとなる本屋でのトーク。ありがたいことだ!

一照さんの翻訳本(『〈目覚め〉への3つのステップ マインドフルネスを生活に生かす実践』(春秋社))との合同出版記念だったが、まさにこの日に受け取ったくらいで、ギリギリにこの日に間に合ってすごいタイミング。

尊敬する一照さんとは、思いのままに話をさせてもらったので、何を話したのかあまり覚えてない・・・。 とりあえず、最初にお互いがShareしたのは、いまこの日に一番興味のあるテーマについて話した。

自分がいま取り組みたいのは、ユニバーサルで普遍的で本質的な知の集積。 宗教や人種や年齢を超えて、生命すべてに共通する普遍的な叡智。 そうしたものを意識的に集めていくこと、再発見していくことをしたい。 なんとなくそうした人たちが集いだしているから、意識的に行っていく。

人間の身体 、心、命。生命。 いのち。いのちのすべての流れ。いのちの全体像。 そうしたものが人間理解の基盤になるのではないかと思う。普遍的な叡智として。

そうしたことに本気で取り組みたいのだということを、「ころころするからだ」を書き上げた今、改めて思っています。

・・・・・・・ ヨコハマトリエンナーレのときに対談でお世話になった東大の吉見俊哉教授のInterview記事が面白い。 このこともABCで話した内容と同じこと。

大学は情報革命により2度目の死を迎えようとしている。 1回目は活版印刷術、2回目の今はインターネット。 では、大学は何をすべきなのか?

========== 第一世代の大学は都市ネットワークの大学、第二世代の大学は国民国家の大学でした。 第三世代の大学は、やはり「地球社会の大学」になると思います。 地球社会の知とはいかにあるべきかについて考えなくてはならない。 この新しい地球社会の知も、目的遂行的な知と価値創造的な知の両方が必要だと考えています。 (●大学はもう死んでいる?(2018年10月18日)(academist journal より) ==========

自分も同感だ。 次の学問は、タコ壺化していく専門的な知ではなく、 どんな人にでも通じる普遍的な知になる。 そうなると、「いのち」や「生命」というものが中心になるのではないだろうか。 どんな人のいのちにも通じる学問。 自分の体を学ぶこと。そうしたことが第3の大学の流れのメインストリームになるのではないかと思う。 それはあくまでも一部のものしか通じない枝葉ではなく、誰にでも通じる太い幹にあたる学問。

・・・・・・・

あらためて。

ABCでの出版記念トークは、多くの方に来ていただき、本当にありがとうございました。

「無我夢中」で絵を描いたのですが、描かれたイラストを複数の人が寄せ合って眺めていたので、自分も写真に撮らせてもらった。こういう絵を描いたんだー、と他人ごとのように見つつ。笑

「目覚め(Awakening)」へ至ることが目標ということは、私たちはいまだ眠り続けている、ということになる。何に対して眠っていて、どの世界へ目覚めるのか、、 そのあたりのことが、この本で解き明かされるようだ。読むのが楽しみ。 黄色くて素敵な本!(高野 文子さんの名作漫画に「黄色い本」というのがあるのを思い出した)

Larry Rosenberg氏は、ケンブリッジ・インサイト・メディテーション・センター創設者。 東大にもこうした施設はないので、ケンブリッジは進んでいる!!

自分も、現代医学のような「病気学」ではなく「健康学」をやりたい。 そうしたことを再確認する場だった。

一照さんとは、またいつでも続きをやりたい!! お越しいただいたみなさん、あっという間の時間でしたがありがとうございました。

P.S. ABCの一番目立つ場所に「ころころするからだ」も置いていただき、ありがとうございます!

P.S.2

この青山ブックセンター本店(ABC)での出版イベントのおかげか、今週の売り上げ2位に!ありがとうございます!しかも、1位が坂口恭平君! 1位と2位を熊本高校平成9年卒が占めたのはうれしい限り。

ありがとうございます! --------------

青山ブックセンター本店 Twitter 【週間総合ランキング 10月21日~10月27日】 1位 坂口恭平さん『建設現場』 2位 稲葉俊郎さん『ころころするからだ』 3位 森田真生さん『数学する身体』 4位 水野学さん『いちばん大切なのに誰も教えてくれない段取りの教科書』 5位 『PLANETS vol.10』 5位 上妻世海さん『制作へ』

P.S.3

地元熊本の長崎書店でも、こんなに山積みに!

うれしすぎる! 「暮らしのおへそ Vol.26」まで宣伝いただけるなんて!感動!

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