お蚕さまの光
表参道レクサスでのスプツニ子さんの展示、オープニング。
スプツニ子さんとはヨコハマトリエンナーレ2017でご一緒させていただいた。
SPUTNIKO!さんと、串野真也さんとのアートユニット<ANOTHER FARM>のインスタレーション。
光る糸を織り成すお蚕さまのドレス。遺伝子組み換え技術。
むかし、お蚕さまは神さまだったから、常に天井近くに特別室が準備され、そこで大切に大切に、家族のように生活を共にしていた。飛騨高山の合掌作りの高い屋根は、お蚕さまのために作られた空間の跡地。
お蚕さまによる日本の上質なシルクの輸出こそが、日本の近代を支えたのだ。
次はアートの世界にもわたしたちを幸せにするために再登場してくれたのだろう。
古き神が、わたしたちすべてが光を放つ存在なのだと、伝えるために。
自分はお蚕さまが放つ神性をかんじた。
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(スプツニ子さんのFbより抜粋)
【12/13から新アートユニット始動&新作展覧会します】 SPUTNIKO! ×串野真也のアートユニット<ANOTHER FARM>始動!
バイオアート・インスタレーション展示『Modified Paradise』
12 月 14 日(金)~12 月 28 日(金)
南青山・INTERSECT BY LEXUS – TOKYO にて
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細尾真孝氏が手がける「光るシルク」を織り込んだ西陣織を素材に、家畜やペットとして品種改良されながら人間とともに生活してきた猫や鶏などの動物を表現する立体作品、さらには“人間自身”を象徴する新作 のドレスを披露します。
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帰り道。
表参道自体も光にあふれていた。
今後、このエネルギー過剰状態から、持続可能でエネルギー自体が循環していく社会に、それでいて内的ないのちの光に満ち溢れ包まれた社会になるために、いろいろな知恵を寄せ合う時代になるんだろう。