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月刊『YO-RO-ZU よろず』Vol .16(1月号)「こころとからだ」

今日から初仕事。 光が美しい朝だった。

病気も病院も、基本的には休みとは関係なく、危機が起きるとまったなしのところがあり、新年早々からあわただしかった。

 

今年お初となる外向け仕事は、「よろず相談研究所」のインタビュー記事。

「よろず相談研究所」は、玄秀盛さんがされている「現代の駆け込み寺」。新宿歌舞伎町で、いろいろなトラブルを抱える人たちを受け入れ、医療や宗教が抱えきれない多くの人たちを相手にすばらしい活動をされている。

多くの悩みは、まずその悩みを受け止めてくれる相手を必要としていることが多い。そうした悩みの受け取り手として、生活をかけた活動をされていることには頭が下がる。われわれ医療者も、社会の影の部分を多く受け取る役割もしているから。

人が不安になったりしたとき、(緊急時は特に)まず誰かがその思いを受け止めないといけないが、今はそうした役割を果たす存在や場が急速に消えている。

専門的なカウンセリング、心理療法ももちろん重要なのだが、まず緊急時に最初に心の濁流を受け止める場も、同じくらい大事なのだ。人は壁に向かって話してもなかなか問題は解決せず、話す相手の感触や手触りが存在することで、心は粘土のように動き出すスペースができて、相互作用が起きることで、濁流に溺れなくなるし、水源からも水流が流れ出していく。

よろず相談研究所で発行される月刊『YO-RO-ZU』、素晴らしい雑誌だ。

まず、表紙の絵は、東京アール・ブリュットサポートセンターRightsが協力していて、名もなき純粋なる表現者たちの絵で、いつも素晴らしい。

編集長、前田洋秋さんのまとめが素晴らしく、読んでいて自分でも面白い!と思った。

話した当事者の自分は、何を話しているのかさっぱり覚えてないものですが、月刊『YO-RO-ZU よろず』Vol .16(1月号)のメインテーマは「こころとからだ」。

話した内容は、死、埋葬や墓、芸術表現と生命活動、平和への思い、MIMOCAや豊島美術館などの芸術運動、そうしたことを行ったり来たりしながら、「こころとからだ」の話をしています。全8ページです。

もともと、按田優子さん(保存食研究家であり代々木上原の按田餃子店主、「暮らしのおへそ vol.26」の誌上でご一緒しました)がこの雑誌で連載されており、按田さんつながりでお受けしました。

通販か、ジュンク堂池袋、下北沢B&Bなどで買える雑誌(700円)です。

もしご興味あればぜひ手に取ってお読みください~!

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