「看取りとスピリチュアルペイン」@上智大学大阪サテライトキャンパス
あと、こちらは大阪でのアナウンスです。
2月18日月曜、平日のお昼での井上ウィマラさんとの対話。
井上ウィマラさん(高野山大学教授)は、本当にすごい方でとっても尊敬しています。話をしていても、著作を読んでいても、その頭の良さと知識の整理整頓さ、仏教理解の深さに、いつも舌を巻きます。和製ケン・ウィルバーのように、体系化している知識の膨大さと見事さには、いつも感激です。
そんな井上ウィマラさんと、「看取りとスピリチュアルペイン」というテーマで対談というか、実践的で即興的でシナリオのない対話をします。身心変容技法研究会の一環です。
ウィマラさんはジョアン・ハリファックスさんの「GRACE」の話をされるのではないかな、と思います。
GRACEは、仏教でのマインドフルネスと、看取りやケアとを結びつけたもの。
GRACEには、ケアする自分自身のあり方や死生観について体験的に探求する「Being With Dying(死にゆく過程と共にあること)」というプログラムがあり、コンパッション(compassion:慈悲心・思いやり)に根ざしたケアのあり方を育むためのトレーニングです。(藤田一照さんも、GRACE研究会に参加されていたと思う。自分もすごく興味あり。)
GRACEはこちらの略です。
1)Gathering attention(注意を集中させる)
2)Recalling intention(動機と意図を想い起こす)
3)Attunement to self/other(自己と他者の思考、感情、感覚に気づきを向ける)
4)Considering what will serve(何が役に立つかを熟慮する)
5)Engaging and Ending(行動を起こし、終結させる)
しかも、参加無料!なので、ご興味ある方は是非。
当日直接来てもらえればいいみたいです。
よろしくお願いします!
■2019/2/18(Mon)(13:00-17:15):第73回身心変容技法研究会「看取りとスピリチュアルペイン」@上智大学大阪サテライトキャンパス(大阪市北区豊崎3-12-8 サクラ ファミリア2階)
:井上ウィマラ(高野山大学教授)+稲葉俊郎(東京大学助教) 司会:鎌田東二(上智大学グリーフケア研究所特任教授)
P.S.
大谷彰、井上ウィマラ 「マインドフルネスと催眠 ~瞑想と心理療法が補完しあう可能性~」 サンガ (2018/6/23)という本も本当に面白く、線を引きまくりで呼んでる最中です。
今日は岡山出張中ですが、持参してます。
P.S.2
呼吸の本はたくさん売られていますが、
この本は本当に名著で、パーリ語や原始仏教のとてもいい勉強になりました。