すみだがわ かものちょうめい おもいだし
隅田川にて、松本零士さんがデザインした船を目撃。名前は「ヒミコ」。 昆虫のようで海型UFOのようでかっこいい!いつか乗りたい。
隅田川には、アノニマ・スタジオに次回作の打ち合わせで来た。
最初の単著『いのちを呼びさますもの』(アノニマ・スタジオ)も、いろんな方から好評価をいただいて、ほんとうにうれしい。
次回作も、内容も装丁も、美しい作品に仕上がるといいなぁ。いつ完成するのかは未知数ですが。笑
隅田川にて川の流れを見ていると、
鴨長明『方丈記』 の冒頭場面を思い出す。
移ろいゆく川の流れを見ながら、心の中に映る色んなイメージを照らし合わせていたんだろう。
鴨長明『方丈記』
ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。
世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。
たましきの都のうちに、棟を並べ、甍を争へる、高き、卑しき、人のすまひは、世々を経て尽きせぬものなれど、これをまことかと尋ぬれば、昔ありし家はまれなり。
あるいは去年焼けて今年作れり。あるいは大家滅びて小家となる。住む人もこれに同じ。
所も変はらず、人も多かれど、いにしへ見し人は、二、三十人が中に、わづかにひとりふたりなり。
朝に死に、夕べに生まるるならひ、ただ水のあわにぞ似たりける。
知らず、生まれ死ぬる人、いづかたより来たりて、いづかたへか去る。
また知らず、仮の宿り、たがためにか心を悩まし、何によりてか目を喜ばしむる。
その、あるじとすみかと、無常を争ふさま、いはば朝顔の露に異ならず。あるいは露落ちて花残れり。
残るといへども朝日に枯れぬ。
あるいは花しぼみて露なほ消えず。
消えずといへども夕べを待つことなし。
隅田川沿い、蔵前には、いろんな素敵なお店があった。
むかしは、たくさんの蔵があった土地なんだろうなあ。
結わえる 蔵前 は素敵な空間だった。食事もおいしく。
〒111-0051 東京都台東区蔵前2丁目14−14