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富士と太陽

統合医療学会富士山支部からのご依頼を受け、以前から行きたかった、富士山静養園(2万坪!)、富士山 日月倶楽部(ここも2万坪!)、朝霧高原診療所に行ってきました。

山本竜隆先生が取り組まれている総合的で広大な場での医療の実践。

■2019/4/20(Sat)(15:00-)-4/21(Sun)(-11:30): 第9回 統合医療学会富士山支部:  「芸術、文化、食、言葉、自然と統合医療」―統合医療の関係性をともに考えるー@日月倶楽部(静岡県富士宮市猪之頭2271)(→Fb)

 

訪れた時期は、ちょうど富士山の頂上と太陽とが重なる年に2回しかないダイヤモンド富士の時期ということで(宿泊施設はすべて満員になるらしい!)、偶然にも訪問がその時に重なり、ダイヤモンド富士を見ることができた。

改めて、太陽とはまさに宇宙のエネルギーだなぁと思った。 波動砲のようにやってくる。 宇宙のかなたから、暗闇の宇宙を貫通して。

エネルギーの波は、宇宙空間のあらゆる要素の影響を受けて収縮し膨張する。 地球の天空の針の孔から、宇宙の一端が覗き穴のように見える。

太陽のエネルギーは、全宇宙に対して平等に放射しているが、まるで地球のためだけに太陽が輝いて爆発しているように見える。 すべては太古から常にあるものだが、常にあるものほど、ありがたさを忘れてしまうのは、皮肉なことだ。

富士山に雲がかかると、いつのまにか富士山が見えなくなる。 まるで手品のようだ。イリュージョンだ。 自然そのものが神秘劇だ、と。

にょきっと地球から生えている富士山は、あまりの巨大さに美しさと恐怖とを、荘厳さと畏怖とを、異なる感情が自分の中に湧き上がり拮抗していて、そこで働く引力と斥力にこそ、富士の大いなる力を感じた。 富士山の裾野は駿河湾に通じていて、空と山と海とが連続してつながっている。

富士山を見ていると、地球と空との境界線が、地球という体の輪郭のように見えた。

太陽そのものではなく、こうした太陽にまつわる体験に神性を感じ、それが太陽神として伝えられてきたのだなぁ、と。

日本も、アマテラスオオミカミは女神の太陽神。

この太陽の体験に、父性ではなく母性を感じた人たちが、女神であると感じて、その信仰が日本ではずっと大切にされている。

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