『Share金沢』の素敵な活動をシェア
『Share金沢[シェア金沢]』(石川県金沢市若松町セ104−1)の活動を知って感動。
敷地内には、障害児の方が暮らす児童入所施設があり、サービス付き高齢者向け住宅があり、学生向け住宅(アトリエ付き)があり、高齢者デイサービスがあり、生活介護施設があり、訪問介護施設があり、児童発達支援センターがあり、レストランや売店やドッグランがあり・・・ さらには温泉!、ギャラリー!もある!!
世代も障害の有無も関係ない。 色々な人の幸せが入り混じる街。
まさに、仏教(佛子園 理事長の雄谷良成さんは日蓮宗 普香山蓮昌寺 住職)と温泉(体が自然にゆるむ場)と医療(自分の本職)と芸術(生きることに欠かせない活動)とが自然に入り混じる場!
まさにこうした形が未来の医療のかたちであり、未来の社会のひな型だよなぁ、と感動する。
結局は、こうした人間的生活に必要なものがバラバラに孤立せずに、全体性をもってシナプス結合することが大事なのだ。
そもそも「わたしたちはどういう街に暮らしたいのか?」という軸を見据えないと、頭が熱狂する街をつくっても、体と心とが居心地の悪い奇妙にねじれた場や空間ができあがってしまう。頭は熱しやすく冷めやすいものだから。
今という時代は、ゼロから街を創り直すときに来てると思う。そのときに人の創造力と実行力とが必要になる。
一体だったものをバラバラにしたのが不具合の原因ならば、またその全体性を取り戻すようにつなぎ合わせる時代なんだろうなぁ、と改めて思う。それは生命の働きを学べば必ずそこにヒントがある。
今度、見学に行きたい!!
======== 雄谷良成さんのスピーチ
私たちの法人は創立54年目を迎えました。
今から9年前のことですが、このお隣の白山市で知的障害の方々のグループホームを建てようとしたときに、なかなかご理解いただけなかったことがあります。
障害があるために住む地域が限定されてしまう。なぜこういうことになってしまったのか。
我々は半世紀以上も白山市に本部を構えながらやってきて、理解されないということはどういうことなんだろうか。
悩み、考えた末に、施設を変えるのではなく地域を変える、障害のある人たちを理解してほしいということではなくて、隣に住む一人の住人として理解していただく、そういう方向性に変えていかなくてはいけないのではないかということを、深く、深く感じました。
その9年前から地域に対して私たちがどういったことができるのかということを考えてまいりました。もがけばもがくほどわからなくなるようなことがいっぱいありました。
ただ、最近少し気がついてきたことがあります。
医療にしても福祉にしても安心を感じるためには不可欠なものです。
しかし、人間の生活というのは、どうも医療や福祉だけではない、いろんなことから成り立っている。そんなことに少しずつ気がついてまいりました。
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先日の「True Colors Festival - 超ダイバーシティ芸術祭」内でのTrue Colors ACADEMY 〜からだのミカタ〜 の記事が出ています。
日本財団さんは、いつも先駆的な活動を支えてくれていて、素晴らしいなぁ。
若い女性の感性は、社会を純粋に映す鏡でもあると思います。
ぜひご一読を~!
多様性が当たり前の社会へ。