齋藤陽道『感動、』(2019.12.20—2020.02.02)@NADiff a/p/a/r/t
齋藤陽道さんの写真の個展、齋藤陽道『感動、』(2019.12.20[金]—2020.02.02[日])が、恵比寿のNADiff a/p/a/r/tで開催されます。
その記念すべき素敵な場で、齋藤陽道さんと稲葉とで対談させていただきます!
→HP
いつものように筆談になるのかなぁ。文字+漫画談、のような、音のない世界でお届けします。
齋藤陽道さんの写真の大ファンです。
あまりに好きすぎて、「見えないものに、耳をすます ―音楽と医療の対話」(大友良英さんと稲葉の共著)アノニマ・スタジオ (2017)にも写真をお願いしてしまったし、単著「いのちを呼びさますもの —ひとのこころとからだ— 」アノニマ・スタジオ (2017)の中にも陽道さんのことを書きました。
齋藤陽道さんが撮影したミスチルのジャケット写真も素敵だったなぁ!
彼の写真は、純度の高い透明度を感じるのです。浄土のような透明感が写真からはみ出してきていて、手を伸ばせば透き通って異界へとスルリとすりぬけていきそうな写真の世界観に、自分はいつもため息が出て、心が感動しているのです。
HPで写真見ているだけでも、なんだかドキドキする写真ばかりです。
そして、陽道さんは文章もとっても素晴らしく独自の文体で、暮しの手帖での連載も面白い。
すべて素晴らしいので、あわせてどうぞー。会場に売ってあると思います!
■2020/1/29(Wed)(19:00-20:30):対談(筆談) 齋藤陽道(写真家)、稲葉俊郎(医師)@NADiff a/p/a/r/t(東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 1F) (齋藤陽道『感動、』2019.12.20[金]—2020.02.02[日]@NADiff A/P/A/R/T 関連企画)
→HP http://www.nadiff.com/?p=16358
●概要 私たちの世界にある、多種多様ないのちの存在。この普遍的かつ、今日においては切実なテーマに十年来向き合う写真家・齋藤陽道。自身がろうあ者として生きる視点から、他者との「異なり」を綴ったエッセイや漫画は幅広い読者層に支持され、発信力を持った活動は常に注目を集めています。本展は最新作品集『感動、』の刊行を記念し、収録される121点の作品を展覧いたします。深化する感動の世界。ぜひご高覧下さい。
2011年に赤々舎から、写真集『感動』を刊行しました。 それから8年越しの2019年に、写真集『感動、』を、赤々舎より刊行します。 『感動』(2011年) 『感動、』(2019年) ささやかな『、』が加わっています。 ぼくは、このささやかな『、』に、人類が人類たりえた最古の哲学を見出しています。 すべて変わりながら何も変わらないまま、ひとつの点を穿つことでしか変えられないことがある。 表面上の面白さや、奇をてらった色彩、ひたすら過激になっていくだけの、目に見えるだけの刹那的なものが先行する今、改めて、思います。
齋藤陽道