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「空を見るためのT.V.」 オノ・ヨーコ《スカイT.V.》からのインスピレーション

オノ・ヨーコさんから世界中への呼びかけがあり、自分も参加した。

ヨーコさんと縁の深い軽井沢からこそ、ぜひ多くの方に参加していただきたいと思いながら。


同じ時間に同じ空を見上げ、イマジネーションの中でつながり、平和を祈る時間。

軽井沢は光が強く、深い影が差す朝だった。









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「空を見るためのT.V.」

オノ・ヨーコ《スカイT.V.》からのインスピレーション


2021年6月21日(月)午後9時42分から6月22日(火)午後9時42分 (太平洋標準時における夏至の日の出時刻、午前5時42分から24時間)

このイベントは、オノ・ヨーコの《スカイ T.V.》にインスピレーションを得て行うものです。1967年にリッスン・ギャラリーで二度目に実施した《スカイ T.V.》についてオノは次のように語っています。

「これは、空を見るためだけのT.V.である。チャンネルごとに違う空になる。高い空や低い空など。」

1966年のヴィデオ彫刻、《スカイT.V.(家具の作品)》では、

「ギャラリーの中で空を見るために設置された閉回路のT.V.」

として、窓のない空間であっても、その建物の屋上からライブ映像をつなぐことで、内側に空を取り入れることを可能にしました。ゲティ研究所(GRI)と創造的活動のためのフェミニスト・センター(FCCW)は、オノ氏の協力を得て、Zoomを使った24時間の空の配信を行います。国際的機関のネットワークによって、鑑賞者は家にいながら空のライブ放送を見ることができます。


私たちの世界は今、深く広範な変革と自省の時にあり、移動を制限されていますが、それでも繋がることを強く望んだ私たちは、オノが召喚する力を頼ることにしました。彼女の捉える空とは、新しい生成の可能性を持つ再生の空間であり、資本や所有がはるかに及ばない領域にあります。


このイベントは、2021年6月21日の夏至とストロベリームーン・エクリプス(6月20日~24日)に合わせて開催されます。


東京都現代美術館では、「YES オノ・ヨーコ」(2004年)、「オノ・ヨーコ|私の窓から」(2015年)と二度の個展を開催し、毎年12月9日には、最初の個展をきっかけに寄贈を受け、当館の敷地に植樹された《東京のウィッシュ・ツリー(願かけの木)》に願い札を下げるイベントを実施しています。このたび、オノの出身地の東京から、ゆかりの深い美術館として、このイベントに参加します。


主な参加機関

アート・エクスチェンジ(英国、コルチェスター)

アート・ソンジェ・センター(韓国、ソウル)

アートプール芸術研究所(ハンガリー、ブタペスト)

アジア・アート・アーカイブ(米国、インド、香港)

英国南極観測局(南極、ハリー基地)

カステロ・ディ・リボリ現代美術館(イタリア、トリノ)

コラボラティブ・カタロギング・ジャパン(米国、フィラデルフィア)

コンテンポラリー・カルガリー(カナダ)

カマ―美術館&庭園(米国、ジャクソンビル)

ダッシュボード(米国、アトランタ)

ギャラリートラックス(日本、山梨)

ゲティ学術研究所(米国、ロサンゼルス)

グリーンランド国立博物館・アーカイブス(グリーンアイランド、ヌーク)

グループ・ローカル(チュニジア、チュニス)

ゴベット・ブリュースター美術館(ニュージーランド、ニュープリマス)

ハーシュホン博物館と彫刻庭園(米国、ワシントンD.C)

ホノルル美術館(米国、ハワイ)

ヒューストン・センター・フォー・フォトグラフィー(米国、テキサス)

ハイドパーク・アートセンター(米国、シカゴ)

インタースティシャル・プレス(オーストラリア)

全米日系人博物(米国、ロサンゼルス)

ベルン美術館(スイス)

デュッセルドルフ美術館(ドイツ)

ドレスデン美術館(ドイツ)

ルイジアナ近代美術館(デンマーク、フムレベック)

M+(香港)

マルメ市立美術館(スウェーデン)

森美術館(日本、東京)

モリス・アンド・ヘレン・ベルキン・アート・ギャラリー(カナダ、バンクーバー)

プエルトリコ現代美術館(プエルトリコ、サン・フアン)

アルゼンチン国立美術館(アルゼンチン、ブエノスアイレス)

アート&デザイン・ミュージアム (コスタリカ、サン・ホセ)

ウッチ美術館(ポーランド、ウッチ)

東京都現代美術館(日本、東京)

ナショナル・ギャラリー・シンガポール フェニックス美術館 (米国、アリゾナ)

レイキャビク美術館(アイスランド、レイキャビク)

SALT(トルコ、イスタンブール)

サンフランシスコ近代美術館(米国、サンフランシスコ)

シンガポール美術館(シンガポール)

テート・リバプール(英国、リバプール)

ニューヨーク近代美術館(米国、ニューヨーク)

プーシキン美術館(ロシア、モスクワ)

ツアイツ・アフリカ現代美術館(南アフリカ、ケープタウン)


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ジョンとヨーコの本や写真を読み返しながら。










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