似顔絵の力
山形ビエンナーレでは、似顔絵セラピーの村岡ケンイチさんに出てもらいました。
その時、東北芸工大の学生さんにも絵を描いてもらいましたが、受け取りました!ありがとうございます!
一番左の絵は、彫刻の学生さんだから、木を彫っていく前のスケッチみたいで新鮮です。
人中が深い!
人中(鼻の下の溝)は、哺乳類だと鼻を湿らせるための溝なんですが、嗅覚よりも視覚優位になった人間は、その痕跡器官として残ってます。ちなみに、発生学では、胎児期には鼻は左右分かれていて、それが真ん中で合体するのですが、その時にできる溝が人中です。
真ん中の絵は日本画の学生さん。淡く優しい色彩はさすが日本画の方です。(垂れ目!)
一番右が村岡ケンイチさん。
ケンイチさんは、顔だけではなく、そこから派生するイメージや世界観を似顔絵の中に忍び込ませていますね・・・。さすがです。
村岡ケンイチさんは、医療現場の患者さんの話を聞き、その人の人生の全体性をしっかり聞き取った上で、そのことを1枚の絵に仕上げる方。活動は、カウンセリングの様でありながら、アートでもあり、医療や芸術という枠を超えたレイヤーで活動しています。
とにかく。
似顔絵なんて、なかなか書いてもらうこと無い昨今。
学生さんにも参加してもらい、書いてもらって嬉しいです。
大切にします!(^^
(山形ビエンナーレ2020も、まだアーカイブ残ってます。)
■ケアの循環 -学生と共に似顔絵セラピーで医療従事者の方に
感謝の気持ちを伝える-
9月18日(金)14:00-17:00
〈ワークショップ(似顔絵セラピー)〉出演=村岡ケンイチ
●【アートと医療】似顔絵セラピー・プロジェクト活動のご報告
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