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共に心を揺らし

いろいろな分岐点というものが常に出てくる。自分が決断しないと行けないときもあれば、誰かが決断したことに従わざるを得ないときもある。

そうした時に、これはダメでこれはイイ、と、単純に二元論で決めてしまわない。 いいことだけど困ったことだ、困ったことだけどいいことだ、というあたりで、みんなが共に心を揺らしながら、一緒に関係して参加していると、二つの考え方の真ん中辺りに、解決の道が見えてくると、思う。 そのためには、まず現状をグッと受け入れて、保持して、保持しているときの流れの中で何かが変容していくのに耐える器量や待つ力が必要になる。

いまは社会にとってそういう時期か、と思う。

医療現場含め、あらゆるシーンが変化し、変容するとき、そのプロセスはなかなか耐えがたいものだ。不安定な「不安」は、まさにそのプロセスの証し。ただ、それは今までも常に起きてきたことでもある。

一部の人だけではなく、今は社会全体が、共に一つの船に乗船し、心を揺れ動かされるプロセスを共にしている。だからこそ、変化は大きい。

可能性は、プラスのものもマイナスのものも一緒に入っている。だから、ちょっとの揺れの違いで、どちらにも動きうる。

遠くどの方向を見据えて舵取りするかは、こうした難局を乗り切り漂流しないために、大事なこと。





































自分が乗る船は、いのちの光源の方向へと、舵取りを進めていきたい。

国が緊急事態宣言を出したように、それぞれが個人的に何かを宣言する時期が来ているように思う。

自分は、宣言の一つとして、本を書いた。





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