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天草市立御所浦恐竜の島博物館 化石を発掘

  • 執筆者の写真: inaba
    inaba
  • 3 日前
  • 読了時間: 3分

御所浦島に上陸すると、すぐ目の前に「天草市立御所浦恐竜の島博物館」がある。

まだできて1年しか経ってないのでとてもきれいで、案内表示もすごくわかりやすい。


展示も素晴らしいのに、宣伝において、福井県立恐竜博物館に圧倒的に負けているのが残念だ。たしかに、福井県立恐竜博物館は、新幹線ですぐ行けるメリットはある。ただ、この天草のさらに離島の博物館は、フェリーで乗っていく儀式のような時間が、タイムトンネルを思わせて気持ちが高揚する。そこまでしてきたいのか、と、覚悟を問われているようで。


御所浦の地層は大きく分けてふたつあり、「白亜紀」と呼ばれる恐竜の生きていた時代と、恐竜が絶滅した後の時代の地層。その両方の地層から、いまでもゴロゴロと化石が出てくるのは、やはり離島ならでは、だろう。


実際、ここでは化石堀り体験ができて、私も息子も、化石を掘り出して持ち帰らせてもらった。

その話はまた後にするとして、ミュージアムもとても迫力あるもので、天草の良さを再認識した。




















ミュージアムで感激した後、そこから徒歩3分くらいのところにある化石堀場で、化石の発掘を。


とはいっても、この御所浦の石を見立て、この中に化石がある!と直感したものをトンカチで割り続ける作業。

炎天下の中、無心で割り続ける。


子どもが「ファルコン・アイ(はやぶさの目)」で石を選定し、私が割る。

ちなみに、「ファルコン・アイ(はやぶさの目)」は、恐竜発掘のスペシャリスト、小林快次先生(北大総合博物館教授)の異名を真似している。



実際、私も子どもも、約1億年前!の地層から貝の化石を発見した。隣の子はアンモナイト!まで見つけてしまい、キラキラシールまでもらっていた。


1億年もの長い間、石の中で形の記憶を保っていたと思うと、1億年という時間にクラクラする。

この温暖化、地球の変化の中で、人間もこうして化石となり、1億年くらい先の未来人に見つけられるのも悪くないな、とも。














5個だけ持ち帰れるので、私たちも大切に持ち帰った。

とっても面白い体験だった。しかも実際に1億年前の化石が掘り当てられるなんて、なかなかない場所ではないだろうか。

近視眼的になっている現代。

私たちは1億年先を見据えながら、よりよい未来を構想したい。

1億年前の化石と心が融合すると、そうしたことが自然に頭に浮かんでくる。



天草の御所浦にて、私と子どもが掘り当てた貝殻と、貝の化石(プテロトリゴニア・プスチュローサ)。

1億年の時を経て。石に時の記憶が刻印。










御所浦の白亜紀(1億年前の地層)の石はボロボロと割れやすく、だからこそ化石が見つかりやすい。



そもそも、ここ天草の石は良質。

江戸時代の天才発明家である平賀源内も、天草陶石を「陶器土、右之土天下無双の上品に御座候」と絶賛している。

天草での高品位の陶石の発見は17世紀頃。現在、有田焼、清水焼 等の主原料としても使用されている。


国内の陶石生産量の約8割を占めているとは驚きだ。


動物や植物のような有機物だけではなく、鉱物にも親近感が湧く。

バナナ神話が語るように、石は永遠の生命を得ているのだろうか。








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