紫波町図書館の手塚さん、MAZARIUM、 ヘラルボニー、秋吉敏子JAZZミュージアム、岩手県公会堂
紫波町図書館の主任司書である手塚美希さんにもお会いしました。
「オガールプラザ」は、公民連携のまちづくりで全国的に有名な場で(わたしも以前別のブログで知りました)、紫波町図書館もその一環としてあります。
この図書館は本当に先駆的な取り組みをしているところ。まさに図書館の枠を拡張して「新しい場」を実践しているところ。学ぶことたくさんでした。
子どもと本をつなぐ、地域の情報を保存する、紫波町の産業支援をする、ということを図書館の働きと考え、あらゆる人たちを場で「つなぐ」試みをされる。
1階の場は、おしゃべり自由で、場に対して寛容。
話し声がイヤで集中したい人には別の静かな場がちゃんと準備されています。コミュニケーションを土台にした空間づくりが、随所で工夫されていて、人との出会いが起こる場を真剣に考えています。
司書さんも積極的に人に話しかけ、話し声が気にならないよう、館内にはBGMが流れています。
月1回企画展が行なわれていたり、農業支援図書館として農家の方に「出張としょかん」をされていたり、町と人に寄り添う図書館のあり方は、色々な司書さんが見学に行くと勇気をもらうだろう、と思いました。本や場に関して可能性を感じる場。
わたしの本もたくさん置いてくれていて、「書き手の方が来たら図書館の本にサインしてもらいます」とのうれしいお誘いを受けて、しっかりサインさせてもらいました。
「図書館を使った調べる学習コンクール」という企画にも積極的に図書館が支援していました。
子どもが「なぜおじいさんは怒りっぽいの?」「なぜお年玉の金額が家によって違うの?」という疑問を司書さんに持ち込んだ時、「じゃあ、そのことを図書館で調べて、発表しよう!」と持っていき、その疑問の本質をあらゆる角度から図書館で調べて考えて、しかもそれを冊子にまとめて編集してプレゼンする。
そういうことまで図書館が全面サポート!されていて、とっても素晴らしい活動だと思いました。軽井沢でもできないかなぁ。きっとできそう。塩飽さんに提案してみよう。
中軽井沢図書館の方々、一緒に紫波町図書館まで見学に行きませんか?!場で感じられる体験は何者にも代えがたく。
調べてみると、ちょうど去年にも、長野県の塩尻市立図書館に、手塚さんが来られて講演されていました~。多くの司書さんが勇気をもらっただろうなぁ。
●2021年7月26日(月)手塚美希さん「地域と人に寄り添う図書館」(報告)@塩尻市市民交流センター
●公共R不動産
新しい図書館をめぐる旅
図書館は地域の人財データバンク。
町と人に寄り添う「紫波町図書館」の仕組みとは
夜は紫波町から盛岡に移動。
MAZARIUMというホテルに泊まりました。
ここは福祉実験ユニット ヘラルボニーがアートプロデュースを手掛ける。よく考えられた素敵なホテルです。
温浴施設もサウナもありました。内装デザインも、「異彩」の方々がデザインされた空間。
●BACKSTAGE OF HERALBONY
秋吉敏子さんのJAZZミュージアムも併設。
現在92歳のジャズピアニスト。秋吉さんのレコードは私も多数所有しています。
11/11にも娘のマンデー満ちるさん、お孫さんとの三世代でのLiveがあるらしい!
ここでスヤスヤと。
11/6は盛岡の岩手県公会堂で、お茶の場を立ち上げている前田千香子さん、天然素材の衣服や食とからだに特化した「リタ」を運営されている下山久美 さんとの対話。
対話の前にゆっくりとお茶を飲む時間をとり、とっても癒されました、
色々な人が「新しい場」をつくられていて、そうした「場の力」を育て、個と場が創造的な関係を結べるように。とても豊かな時間を経て、いそいそと軽井沢に戻りました。
岩手の皆様、ありがとうございました!
素晴らしい体験ばかりでいい思い出がたくさんできました!
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