自宅美術館化 治癒空間化
自宅の壁の切り絵紙を子どもと作り替えた。子どもとは以前、マティスを見に行ったので、マティスのアトリエのイメージで。
以前はウルトラマンをイメージした巨人をつくり、今度はそのパーツをバラバラに分解して逆さにしたり移動させたりして、森の家。月はアンディウォーホールのバナナで代用。アンディ ウォーホル「最後の晩餐 ,1986」と呼応させて。
メインのポスターは横尾忠則さんの「CLEAR LIGHT」という 1975年の作品。
ギュスターヴ・ドレの作品を、横尾さんがコラージュしてオフセット印刷された巨大な1975年のカレンダー。13枚もあり、大切にしている。いつ見ても霊感が溢れる。異次元の通路が自宅内に空き、風が吹きぬける。
昔からコツコツ買い集めたポスターやポストカードを、プロとアマチュアの作品を混然一体とさせ、自宅であーでもないこーでもないと陳列していると、学芸員になった気分になれて楽しい時間。 妻も元プロギャラリストなので、配置はいつも白熱。
猪熊弦一郎さんが言うように、美術館は心の病院、とすると、自宅を美術館化すれば常に治癒の空間へ。
Homeは、戻る場所。
美術も芸術も魔術も技術も医術も、すべて術だ。
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